結婚祝いの素敵な食べ物の思い出

結婚祝いというと思い出す食べ物のエピソードがあります。
それは妹の結婚2日前の出来事です。
母が急に、その夜、どこからか小さなケーキを出してきたのです。
それは、私たちが幼いころからずっと親しんできた近所のパン屋さんに作ってもらった、ウェディングケーキのミニチュア版でした。
「結婚祝いだよ。
当日は緊張して何も食べられないだろうし、ボーっとして周りをよく見ることすらできないだろうからねえ。
自分のウェディングケーキなんて味わう余裕もないよ」…これが母の言葉でした。
妹の結婚したころは、『食べられるウェディングケーキ』というものが普通になり始めていたころでした。
それで母からこんな言葉が出たのだと思います。
ケーキ入刀は妹とクマのぬいぐるみで済ませ、家族みんなで味わって食べました。
この、「味わって食べた」というところがミソでした。
母の言った通り、当日は私も母も父もそして妹も、何かを味わうなんて余裕はありませんでしたから。
特に妹以外の3人は、お酌に回ったり挨拶をしたりで気が抜けませんでした。
あの母のアイデアは本当に良かったと思います。
家族全員で最後のゆっくりした時間が過ごせました。

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